庶民が挑む バイオリン初心者練習Diary | 弓の持ち方。庶民が自力で始めたバイオリン初心者の練習日記です。 |
すごくいまさらですが、弓の持ち方の話です。
私はバイオリンを買ってすぐに「バイオリンの教則本」というものを買いました。
見るからに古臭そうな写真が使われています。
でも歴史のある楽器なので、内容が新しい・古いなんて関係ないだろうと思っていました。
弓はあんなに長い棒なのに、基本的に指先だけで持ちます。
初めは手のひらで包むように持っていたのですが、
教則本によると、指先で持ち、しなやかに動かすことが重要とのことなので、
それを真似て同じように持つようにしました。
でもね。
その持ち方というのがとっても持ちにくいんです。
特に、小指は広げて弓の上側を押さえると書いてあるので同じように持ってみるのですが、
指がピキーってなるような感じです。
がちょ〜〜〜んみたいな持ち方です。
おかしいです。
それでもそれが正しくて、慣れたらその方が上手になるのだろうと信じて、
ずっとその持ち方を続けていました。
でも弓って指先だけで持つと案外重いし、
変な手で持たないといけないので余計に持ちにくく、
何ヶ月経っても全然持ち方に慣れませんでした。
バイオリンを買ってから、クラシックやオーケストラに余計に興味が沸いていたので、
それ以来、オケの演奏や動画をよく見るようになりました。
そしてその度にバイオリンの演奏者さんを良く観察していたのですが、
弓の持ち方はみんなバラバラなんです。
もちろん手のひらでギュッと持つ人は見たことないのですが、
指の広げ方や押さえてる場所はみんなバラバラ。
そして、教則本に載っていたのと全く同じ持ち方をしている人はまだいません。
似たような持ち方になっている人はいるのですが、
それでもそんな変な指の広げ方ではなく、すごく自然に持っていて、軽く持っているように見えます。
中には指を揃えて持っている人もいるくらいで、
とにかくみんな楽に持っている感じです。
あの教則本は一体なんだったのでしょうか。
そんなこともあって、ほんとにすごく今更なのですが、弓の持ち方を変えました!
自分にとって持ちやすくて、楽に持てる持ち方です。
今まで小指をグニャっと広げて持っていたおかげか、
リラックスして持ったとしても結構指を広げています。
それで指揮棒みたいにぶんぶん振れるかと言うと、そこまで軽く持てているわけではないのですが、
前よりもずっとリラックスして持ててるし、弓も引きやすくなりました。
でも、前は小指で弓の上を押さえていたこともあって、
それをやめたせいで弦に当てる荷重のかけ方が少し変わってしまいました。
でも実際に弓が引きやすい方がいいので、
しばらくは新しい持ち方でやってみようと思います。
ここはバイオリン初心者の練習ブログです。