チェロの弾けるお嬢様

以前お話しした、チェロの腕前がプロ並みのお嬢様と、また少し話す機会がありました。

実はそのお嬢様、なんとピアノの先生をしているのです。
さすがお嬢様です。
お嬢様と言えばピアノ。
でも最近の女の子はみんな結構ピアノをやっています。
世の中の女性で、小さい頃やってたよ、と言う人は案外多いものです。
しかしお嬢様はそれだけに留まらず、チェロさえもプロ並みの腕前に持っていくのです。
これぞ真のお嬢様です。

ふと疑問に思いました。
どうしてチェロの先生をしないの?ということに。
率直に尋ねてみると、 一番の趣味を仕事にしたくない、だそうです。
さすがお嬢様です。
考え方が違います。
庶民なら一番の趣味を仕事にして、がっぽり儲けようとたくらんでしまいます。
えぇ、私ならそうします。
あわよくばチェロもピアノも先生をしようとたくらみます。
なんならバイオリンもビオラもやって、いろんな人に対応できるようにしようと思うことでしょう。

でもそれだけ多くの楽器を、人様に教えるほど習得するとなると、 相当な努力が必要です。
努力も、時間も必要です。

あぁ・・・。
ダメです。
そんなに多くの楽器、庶民が揃える余裕などありませんでした!
バイオリンの先生が4千円のバイオリン使ってるなんて言えません。
儚い夢でした・・・。