弓の滑り止めの交換

前から少し気になっているのですが、弓の滑り止め?の近くにある糸がピロ〜ンとほつれてきているんです。
ボンドで止めてみたんですが、使っているうちにまたピロ〜ンとほつれてしまいます。

この糸、たぶん横にある革のような滑り止めで抑えてあると思うんですよね。
この滑り止めの端が少し削れたようになってしまって、 そのせいで糸が出てきたのだと思います。
なので、この滑り止めを交換すれば直ることになりますよね。

直すならやっぱり自分で直すわけなのですが、 手で持つところなので、感触が変わって弾きにくくなったらどうしようと思ってしまいます。
でもこんなのでも修理してもらうとすごくお高いと思うので、 結構悩んだ挙句に、自分で直すことにしました。

直すだけなら簡単です。
元々付いている革を切り取って、テニスなどのラケットのグリップ補修用の滑り止めを巻くだけです。
弓の滑り止め修理 そんなわけで、ず〜っと前に買ったラケット用の滑り止めを探し出して直してみました。
かっこいい!
ただ、テニスほどではありませんが、指の当たる部分なので使っているうちにまた剥がれてくるかもしれません。
でもご心配なく!
今はすごく強い両面テープがホームセンターで売っています。
しかも私が使っている物は、ひっぱったり横に動かそうとしても全然剥がれないのですが、 剥がす方向にめくるとキレイに剥がれるんです。
これならいずれまた修理する時が来ても安心です。

肝心の手触りはというと、人差し指が前よりも吸い付くようになり、弾きやすくなりました!
吸盤じゃないのでほんとに吸い付くわけではありませんが、 前のツルツルした革よりも滑りにくいので弾く時に安定感があります。
こんなことならもっと早くに交換しておけば良かったです!

グリップ補修用の滑り止めと強力な両面テープ、合わせて1000円くらいしますが、 1回買っておけば一生直せるくらいの量があります。
バイオリン以外でビオラやチェロなどでも弓って大体同じような作りだと思うので、 違う楽器の方も是非やってみて下さい。

そうそう、今回修理するに当たって弓の仕組みを調べてみたのですが、 弓を作っている会社の杉藤さんのページがすごく為になりました。
例えば、弓の毛の量は無駄に多すぎるよりも、適切な量が理想で、もし多すぎるなら切る方が良い、といった事などです!
私の弓の毛、買ってすぐに大量に切れてしまいましたが、少し安心しました。
でもそれで筋になっているところもあるので、良くはないのでしょうけども。