庶民が挑む バイオリン初心者練習Diary | ミュート - 庶民が挑むバイオリン初心者練習ダイアリー |
ある日、近所の人に偶然会った時に言われました。
「最近、バイオリンやってるの?」
ど、どうしてそれを・・・。極秘事項なのに。
外に聞こえると嫌なので窓やドアは全部閉めて練習してたのですが、
私の家の横を通ると良く聞こえてくるそうです。
聞かれて困るわけでもないのですが、 いい歳してアニソンのイントロなど弾いてたので、 近所に言いふらされると恥ずかしいんです。
確かにバイオリンの音は結構大きいです。
でもそれで静かに弾こうと思っても、
そ〜っと弾くのって案外難しいですし、
そんな弾き方ばかりしていてもあまり楽しくありません。
そこでふと思い出したのがミュートです。
弦楽器以外で、音を小さくするミュートという物があるので、
バイオリンでもあるんじゃないかと思ったんです。
真偽がはっきりしないことと、
もしあるならあらかじめ値段も調べておきましょう。
弦楽器販売店のホームページを見てみると、すぐに見つかりました。
ミュート一覧と言うものがあるので見てみると、
み、見てみると・・・、
3千円もします!!!
てっきり980円くらいだと思っていたので、 違う物かと思ってしまいましたが、確かにミュートです。
こんなちょっとした鉄の塊が3千円ってなぜですか。
近所の鉄工所のおじちゃんに頼んで、
鉄板の切れ端にちょっと切れ目入れてもらったらできそうなものです。
庶民の私ならそうします。
庶民で良かった・・・。
よく調べてみると、ミュートにはゴムと鉄の2種類があるそうです。
ゴムより鉄の方が音量は下がるそうです。
でも普段の練習ではミュートは使わない方が良いそうです。
少し悩みましたが、試しにゴムで作ってみましょう。
小さなゴムブロックならホームセンターで200円ほどです。
これなら鉄工所のおじちゃんの手を煩わせなくても自分でできます。
イメージでは、ゴムブロックにちょちょいとカッターで切れ目を入れたらすぐできると思っていたのですが、
結構固いです。
なかなか切れ目が入れられません。
厚手のゴムシート程度にしておけば良かったと後悔しました。
それでも根気良く続け、1箇所だけしっかり挟めるほどの切れ目を入れました。
疲れたので、1本だけですがそれを付けて弾いてみましょう!
ギュっと押し込むとしっかり固定されます。
我ながらなかなかの出来栄えです。
そしてミュートを付けた弦を弾いてみると・・・、
なんだか音がおかしいです。
前の変な音が出る弦のようになってしまいました。
しかも肝心の音量も大して変わらないような気がします。
一生懸命切れ目を入れたのに徒労でした。徒労徒労。
やっぱり金属かなぁとも思ったのですが、
それ付けても音が変になるなら付けない方がいいです。
でもそれだとアニソン弾いてるのが近所の人にばれてしまうので、
どうしようか悩みました。
そしてひらめいたのです!
弦楽器は弦の音を、ボディで増幅しています。
そのために f 字口があるわけです。
アコギで言えばあの丸い穴です。
つまり、それを塞いでしまえば音を小さくできるはずです!
早速セロテープで塞いでみました。
セロテープさん。
色々なところで大活躍です。
そして弾いてみると、
音が小さくなっています!
極端に小さくなったわけではないのですが、
前よりも響かなくなった分、小さくなっているのが分かります。
ゴムより断然いいです。
庶民は200円のゴムよりセロテープです。
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