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はじめに

私が初めてバイオリンに興味を持ったのは中学生の頃でした。
しかし値段を聞いてみると30万ほどすると言われ、 部活で使う1万円のシューズですら買ってもらえない私が、 30万もする楽器を親にねだってしまった日にはぶっころされそうなのでねだることなく、 それ以来全くバイオリンをしようなどとは思いませんでした。

時代が流れ、インターネットで簡単にいろいろな物や値段が分かるようになり、 ふとバイオリンの安い物は今いくらくらいで売っているのだろうと思い調べてみると、 なんと1万円などでも売っているのです。
例えそれがおもちゃのような物だとしても、 バイオリンの形をしていて、バイオリンっぽい音がするなら私はこだわりません。
もちろんそれを薦めるわけではないので、その辺りはバイオリンの購入をご覧下さい。

バイオリンなどの弦楽器と言えばギターのようにフレットが打っているわけではないので、 「音感が悪いと弾けない」と思っている人も多いようです。
実際に私もそうは思っていたのですが、弾いている人がいるなら自分でも練習すれば弾けるようになるのではないかと思ったことと、 仮に諦めても1万程度ならまぁいいかという気楽な気持ちで始めました。

何より私はギターの経験者なので、ある程度の共通性と、ある程度の努力が必要なこと、練習の方法などは目星が付いていたので、 簡単な曲なら弾けるようになるだろうと安易に考えていました。
これは当たっているところもあり、外れていたところもありました。

ついでにお話しすると、私は自他共に認める庶民中の庶民であります。
はっきり言ってしまうと音楽をするための楽器に30万もかけることは今でも理解できません。
壊れたら自分で直すし、バイオリンですら改造したくなります。
このサイトでお話しすることはそんな庶民である私が、 いきあたりばったりで練習した記録です。