楽譜と五線譜

楽譜も買って、いよいよ本格的なクラシック音楽の練習を始めました。
初めの頃は五線譜のどこがファやソなのか分かりませんでしたが、 ド・ミ・ソ・シを覚えたら、他のところも大体分かるようになってきました。

ヴィヴァルディの四季を始めたのですが、、 バイオリンは高音担当なだけに、 五線譜でも結構上の方を弾きます。
せっかくこれまでに下の方のドからドまでを覚えたのに、なんたることでしょう。
その辺は全然弾かないようです。
今度は五線譜の上から2番目と3番目の間のドからもうひとつ上のドまで覚えなくてはいけません。

早速一小節目で、五線譜を飛び出しています。
六線譜になってます。
ド、ミ、ソ、シでシのようです。
じゃあ7本目の線の上がドということになりますね。
覚えておきましょう。

進めていくと、7小節目で出てきました。
7本目の線の上のド。
ここはド。
予習済みです。
クラシック音楽を始めただけあって要領も掴んでいます。

でもうっかり小さい楽譜で、しかも総譜なんか買ってしまったものですから、 五線譜飛び出してるとすごく見にくいです。
シかな、ドかな、と思うこともあります。
それでも辛抱強く、目を凝らしながら進めていきます。

17小節目まで行くと、
!?
3本!?
ついに八線譜です。
ということは、え〜っと、・・・ミですね。
とても見にくいです。
2本なのか3本なのか分かりにくい。
なんかちょっと辛いです。
なんでしょうこのもやもや感。

もしや、と思って楽譜の先を見てみました。
なんと50小節目では、ついに9本です!
九線譜!!!
もう下の五線譜なんか飾りです。
と思ったら44小節目では一番下のシを弾くようです。
やっぱり九線譜!!!

楽譜を手元にとって見ても、 飛び出したところを1、2、3、4と数えなくてはいけないのに、 楽譜台に置いたら1、2、3、あ、あれ・・・、3かな、4かな、という具合になってしまって、 音符以前の問題になってしまいました。
どうしたらいいんでしょうこれ。

なんだかものっすごく疲れました。
理不尽です。
理不尽の意味なんて知りませんが、 大体こういう感じの時に使う言葉です。

ヴィヴァルディやめてしまおうかと思ってしまいましたが、 私は初心者。
いきなりヴィヴァルディ様に挑んだのですが、ハードルが高かったようです。
高すぎです。
ハードルも、五線譜も高すぎ。

でもそれで諦めるのも勿体無いので(楽譜が)、 ペラペラっと先の曲を見ながら、 普通の五線譜で弾ける曲を探して見ました。
すると、夏の3で普通に五線譜内で書かれているものを見つけました!

どんな曲だろうとCDを聞いてみると、 なんとあのヘヴィーメタルを彷彿とさせるカッコイイ曲ではありませんか!
やっぱりこれです。
ヴィヴァルディを弾くならこれ、夏です。
これが夏だって初めて知りましたが、まさかこの私がヴィヴァルディの夏を、しかもバイオリンで弾く日がくるとは!

早速、と思ったのですが、まさかと思いながらも一応楽譜の先のほうを確認です。
やっぱりありました。
17小節目で七線譜。
40小節目で九線譜です。

ちょ、ちょっと、少し考えさせて下さい・・・。