庶民が挑む バイオリン初心者練習Diary | 駒と弦の高さ、弦高の調整 - 庶民が挑むバイオリン初心者練習ダイアリー |
前から思っていたのですが、バイオリンの弦が指板から結構高いんです。
この弦の高さは弦高といって、ギターでは調整できるようになっています。
ギターの場合、初心者の方は無駄に弦高の高い状態のまま弾いてることも多いのです。
メーカーが推奨する指定箇所の弦高は案外低いのですが、
そんなことを知らないまま弾いている人も多いみたいです。
そして私のバイオリン。
弦高がとても高いです。
気になったのでインターネットで調べてみました。
すると、指板の駒側の端で、E線(1弦)が3mm、G線(4弦)が5〜6mmだそうです。
そして私のバイオリンを測ってみると、E線が6mm、G線が8mmもありました。
ね。
思った通りです。
1万2千円のバイオリンは伊達じゃありません。
それでは早速削って弦高を調整しましょう!
実は初めから削る気満々だったんです。
失敗しても別にかまいません。
どうせこんな板100円くらいでしょう。
もし980円もするなら自分で作ります。
いいんです。
f 字口セロテープで塞いでミュートしてるくらいなので。
ほんとは指板のアーチに合わせて測る方がいいのかもしれませんが、 両サイドで3mmずつ高いので、まずはそれを削って、 中の2箇所は削り過ぎない程度で適当にやっちゃいましょう。
削るのは駒の弦が乗っている方で、
使うのはカッターナイフです。
初めはヤスリを考えたのですが、
こんな細いヤスリ持ってないですし、
三角の物では広がりすぎると一大事です。
なので、カッターナイフで少しずつ削っていきます。
駒はカリッカリッっと案外軽快に削れます。
ミュートを作った時に比べると随分楽です。
ここで少し注意したいのが、
木は簡単に縮んだり歪んだりすることです。
チューニングのところでも書いていますが、
バイオリンの弦はフェンスにワイヤー張るどころじゃないほどバツンバツンに張ります。
ピッタリ3mm削ってしまうと、テンションがかかり続けてもっと弦高が下がってしまうかもしれません。
なので安全を期して2mm程度にしておきます。
同じように4箇所全て2mmほど削ったので、早速弾いてみます!
おお、押さえやすくなっています!
全然違うというほどではありませんが、ずっと楽です。
安いバイオリンを自分の手で調整する。
まさに庶民感覚です。
調整も庶民感覚。
庶民は大体何事も適当です。
それがいいんです。
最終的にG線だけもっと弦高低い方が弾きやすかったのでもう少し削りました。
ここはバイオリン初心者の練習ブログです。